| 第14回:水の手の家 |
主催 日新工業株式会社
後援 株式会社新建築社 |
審査委員長 芦原義信(武蔵野美術大学教授)
審査委員 大高正人(大高建築設計事務所所長)
黒川紀章(黒川紀章建築都市設計事務所所長)
宮脇 檀(宮脇檀建築研究室所長)
相田武文(相田武文設計研究所所長)
相臺淳吉(日新工業社長) |
| 賞金 |
1等 |
1点 |
100万円 |
|
2等 |
2点 |
各30万円 |
|
3等 |
3点 |
各10万円 |
|
佳作 |
10点 |
各5万円 |
|
| 課題:水の手の家 |
昔から人間の住まいは、水に不自由しない程度の高台がよいとされてきた。川や海の近くは日常の生活には便利であるが、水害や高潮など災害を被るおそれがあったからである。
時代が進み文明が発達するにつれ、治水の技術も進歩し、水利の便がよいところが賑わうようになった。「下町」がそれである。それでも水際は、港や倉庫、近年は工業用地として使われるだけで、人間の住む場所としては、依然、あまり相応しい場所ではないと考えられていた。一方、都市の高台は「山の手」と呼ばれ、高級住宅地としてイメージされていた。
しかし都市の脱工業化が趨勢となり、情報化時代へと突入しようとしている現代、港や倉庫、工場といった、いままでのウォーターフロントの利用形態は、ほとんど必然的な意味を持たなくなってきた。同時に、高密度社会に残された貴重な空間として、自然として、ウォーターフロントは大きくクローズアップされてきつつあるのである。そうした現在、住まいの環境として、「山の手」に対しての「川の手」、さらに広く「水の手」が積極的に考えられてよいのではなかろうか。
現在の技術水準からいえば、無粋なコンクリート護岸で水害を防ぐという守勢の方法だけでなく、同時に、都市景観としての親水性の回復を計ることも可能であろう。人間と水の共生が、これからの時代、環境に潤いをあたえる要素として重要となる。
そうした意味においての『「水の手」の家』が、今回の課題である。
「水の手」とは、対称が川、海、湖、沼などいずれでもよい意味である。
また「家」は独立住宅でも集合住宅でもよい。敷地条件、規模、構造なども、応募者の自由想定によるものとする。
情報化時代に相応しい創意あふれる『「水の手」の家』を期待している。 |
|