設計価格
カタログ
  • TOP
  • 日新ブログ
  • 【2023年10月最新】設計の自由度が上がる屋上用二重床で出来ること
2023/10/01 問い合わせの多い質問

【2023年10月最新】設計の自由度が上がる屋上用二重床で出来ること

設計事務所、建設会社から防水工事店にいたるまで、数多くの問い合わせがある中で、今回は「屋上用二重床PFシステム」にフォーカスしてご紹介します。

この記事の内容

  1.  屋上二重床PFシステムとは?
  2.  設計上生じる代表的な課題
  3.  PFシステムで出来ること
  4.  選べる6つの専用パネル
  5.  仕上面までの調整範囲
  6.  実績
  7.  まとめ

1.屋上二重床PFシステムとは?

屋上二重床とは、支持脚と専用パネル類を組み合わせた設計自由度の高い乾式システムです。

当社の二重床PFシステムは、防水材料メーカーである強みを活かし、主に「屋上」や「バルコニー」などへ数多くの実績を有しており、ユニバーサルデザインに対応したシステムです。2018年には「グッドデザイン賞」を受賞しました。

 

2.設計上生じる代表的な課題

当社のPFシステムは上市してから約30年が経過し、お客様の様々な課題を解決してきました。 その中から、代表的な質問(課題)をご紹介します。

【課題の紹介】

 ▶ 段差が出来てしまう(支持脚の高さ調整機能で解決)

 ▶ 配管が見えてしまう(二重床の特性を活かして解決)

 ▶ 保護コンクリート上へのタイル湿式貼りは防水改修が困難(PFシステムで解決)

 ▶ 仕上面をフラットにしたいが、排水出来なくなるので困る(支持脚の勾配調整機能で解決)

 ▶ 立上りの高さが確保出来ないが、保護層を設けたい(二重床により、立上り面を目隠しして解決)

 PFシステムでは、上記の課題を全て解決することが出来ます。

 

3.PFシステムで出来ること

【PFスタンド 6つの基本機能】

 

【PFシステムがよく使用される施設】

「学校」「病院」「美術館」など、バリアフリーを求められる施設で数多くの実績があります。

ショッピングモールやホテルなどの「商業施設」、市役所や消防署などの「官公庁施設」、「個人邸」などでも使用されています。

 

【屋上緑化と併用可能】

PFシステムは、屋上緑化との組み合わせが可能です。また立上りの高さが確保できなくても、目隠し(保護層)が可能です。

 

【適応可能な防水層】

当社では、耐用年数が長い「アスファルト系防水」を推奨しております。 下図の様に「露出防水」「保護防水」「保護断熱防水」層上への施工が可能です。

 

4.選べる6つの専用パネル

コンクリートパネル、天然木材、人工木材に対応した専用パネルをご用意しています。

【コンクリートパネル】

600㎜角(スクエアタイプ)のコンクリートパネルです。PFパネルには大判タイプ(600×1000㎜)もあります。PFロックパネルは2種類、PFストーンパネルは3種類のパネルがあります

 

【天然木材】

マニルカラ材を使用した乱尺・ボーダータイプの仕上材です。

PFウッドパネル 

【人工木材】

ボーダータイプの「PFリコウッドパネルH」と、ボーダー木材と根太を一体化することによりスクエア風レイアウトが可能な「PFウッドタイルM」があります。

PFリコウッドパネルH

PFウッドタイルM

 

5.仕上面までの調整範囲

PFスタンドの上に、緩衝材であるゴムレベラー、根太材、専用パネルを敷設していきます。

下表から、PFスタンド設置面から仕上材表面までの「勾配調整可能」な下限値・上限値をご確認ください。

仕上材下限値上限値
PFパネル類74.0㎜742㎜
PFウッドパネル109.5㎜776.5㎜
PFリコウッドパネルH133.0㎜770.0㎜
PFウッドタイルM133.0㎜770.0㎜

 

6.海外での実績

 

7.まとめ

PFシステムは、支持脚(PFスタンド)と専用パネル類を組み合わせた設計自由度の高い乾式システムで、高さは「74~770㎜」、勾配は「5%(1/20)」まで調整可能なため、建物に応じた多様な使い方があります。