施工事例「広島空港YAMANAMI VILLA」
昨年冬に開業した「Hiroshima Airport Lounge 『YAMANAMI VILLA』」の乾式浮床工法の現場リポートです。
目次
- 現場概要
- 施工
- 仕上がり
1.現場概要
2024年12月、広島空港国内線のラウンジHiroshima Airport Lounge 「YAMANAMI VILLA」が開業しました。国内空港ラウンジとして初めて屋外テラスを併設、当社の「PFシステム」「PBシステム」が採用されました。(国内線保安検査通過後エリア3階)
【現場概要】
所在地 :広島県三原市本郷町善入寺64番地31 設計、施工 :株式会社丹青社 施工箇所 :PFシステム(再生木デッキ、PCパネル)170㎡ PBシステム(セラミックタイル) 40㎡ |
【システム概要】
PFシステム、PBシステムは共に「乾式浮床工法」です。詳細は下記バナーをご確認ください。
2.施工
【PBシステム×セラミックタイル】
PBシステムは、樹脂製束材に接続用キットおよびアルミニウム製レールを組み合わせることで、厚さ20mm以上のセラミックタイルをレール上に直接敷設することが可能です。今回の工事では、束材間の安定性を確保するため、補強用レールを水平方向に取り付けています。
空港関連の施設では、仕上げ材の飛散防止策を講じなければなりません。そこで、セラミックタイルとU-BRSシステムの固定強度を向上させるため、一部レール上に専用の固定金具を取り付けています。また、下地とスタンドも接着剤で固定しています。
【PFシステム×プランター(鋼製桝)】
PFシステムは、W根太(根太・大引)を組み合わせることで、再生木デッキだけでなく、鋼製桝のジャッキアップ設置が可能です。これにより、植栽用躯体を下地から立上げる必要がなくなり、大幅な荷重軽減、フリースペースの確保が図れます。
3.仕上がり
時間帯により、趣が異なります。