防水層の耐用年数を超過したまま放置し、劣化が進行した場合は防水性能を失うだけでなく、改修に際しては撤去する必要があり、撤去費用、下地処理費用などがかかります。場合によっては、壁紙など室内の改装費もかかります。雨漏りが起きてからの「緊急改修・修繕」は事前に予防する「計画的改修・修繕」をはるかに凌ぐコストを要するケースが多々あります。そのため、防水層の改修・修繕は計画的に行う必要があります。
使用限界を超えた防水層の例
露出アスファルト防水
アスファルトシングル葺き
計画修繕・メンテナンスを行わなかったため、以下のようなコストが発生してしまった。
- 防水層を撤去する費用が掛かってしまった。
- 防水層撤去後、仮防水を行う費用が掛かってしまった。
- 外壁工事と屋根工事の時期がズレたため、足場の費用が二重に掛かってしまった。
- 室内への漏水により電気設備が故障したため、修理費用が掛かってしまった。
この様な事態を防ぐためにも計画修繕を行う必要があります。