アスファルト防水を中心に塗膜防水、シート防水を取り扱う総合防水材料メーカー、 1922年から続く日新工業の歴史をご紹介。
1922年〜1938年
- 1922年
大正11年 佐久間建材工業所を設立。
マルエス印ルーフィングの製造、販売を開始。- 1923年
大正12年 ルーフィングを増産し災害復興に協力する。
山形製紙(株)ルーフィング原紙の製造を開始する。- 1926年
大正15年・
昭和元年 東京府高田町に製紙工場を建設。
- 1927年
昭和2年 「アスファルトルーフィング」製造装置 特許登録第4477号。 日・英・米三ヶ国の特許を順次取得する。 一貫生産製造装置(ルーフィングシングルマシン)を開発。 復興建設にマルエス印が評価される。
- 1928年
昭和3年 「アスファルトフェルト」製造装置特許登録第75627号。
- 1929年
昭和4年 キャンバスルーフィング特許登録第80812号。 ノーコルーフィング特許登録第81408号。 佐久間建材工業所、大阪出張所開設。 国会議事堂の防水工事にマルエス印レンフォースドルーフィングが使われる。 日本銀行第一次増築工事に特許マルエス印ノーコルーフィングが採用される。
- 1930年
昭和5年 砂付ルーフィング特許登録第86731号。 ワイヤールーフィング特許登録第86831号。 米国パラフィンカンパニー社の招きで佐久間栄吉が、米国・カナダを視察する。 東京府下綾瀬に工場建設に着手。国産奨励の国策を通牒する。
- 1931年
昭和6年 米国パラフィンカンパニー社と資本提携し合併会社佐久間パブコ工業(株)を設立。 国内だけでなく満州、中国、朝鮮半島、印度方面まで輸出をのばす。
- 1934年
昭和9年 関西地方に室戸台風が上陸、全・半壊家屋82,323戸の被害が出る。 多くの罹災者にルーフィングが行き渡るよう協力する。
- 1936年
昭和11年 大阪のマルエス工業(株)、佐久間パブコ工業(株)大阪支店に移行する。 佐久間パブコ工業(株)、京橋区銀座西3丁目菊正ビル6Fに移転。 朝鮮京城竜山に京城出張所開設。
- 1937年
昭和12年 佐久間パブコ工業(株)天津出張所開設。
- 1938年
昭和13年 佐久間パブコ工業(株)、佐久間工業(株)と改称する。 1920年(大正9年)設立の山形製紙(株)が東洋紙工(株)となる。 川口市に合資会社東洋製紙を設立する。
1940年〜1959年
- 1941年
昭和16年 佐久間工業(株)米国資本が入っていたため、統括会社となり、別会社新興工業(株)を設立運営を移行する。 陸軍需品本廠監督工場に指定される。
- 1942年
昭和17年 5.13企業整備令公布に伴い関連企業が集まる。
- 1943年
昭和18年 資本金 1,486,000円をもって発足。 企業整備令に基づき佐久間工業(株)ほか、4社(合)東洋製紙、東洋紙工(株)東京色紙(株)、小林化学工業(株)が合併、日新工業株式会社と改称発足。 当初はウエルド、ウエルドルーフィング、アスファルトフェルト、アスファルトルーフィング、砂付きルーフィングなどを販売する。
- 1944年
昭和19年 海軍管理工場に指定される。
- 1945年
昭和20年 東京空襲にて綾瀬工場消失する。東京工場ルーフィング加工機を山形工場に疎開する。
- 1946年
昭和21年 東京ルーフィング工業会設立。
- 1950年
昭和25年 新製品カバリューム(アスファルト系長尺床材)を発売する。
- 1951年
昭和26年 大阪支店移転。九州営業所開設。
- 1953年
昭和28年 資本金 5,000,000円に増資。
- 1954年
昭和29年 新製品プラスリウム(合成樹脂系長尺床材)を発売する。
- 1955年
昭和30年 広島出張所開設。
- 1956年
昭和31年 資本金 20,000,000円に増資。
床材業界に進出する。 新製品メルタンルーフィング(ゴムアスルーフィング)。ペーブシール(耐油性目地シール材)。石面タイル(玉石ルーフ)を発売する。- 1957年
昭和32年 資本金 23,200,000円に増資。
経済事情の安定持続により、業績は終戦以来の上昇を示す。- 1958年
昭和33年 新製品アスファルトプライマー、ハイダック(非加流ゴムシート防水材)、アルプロート(アスファルト系目地シール材)を発売する。
- 1959年
昭和34年 タイル第2工場建設委員会発足。新製品チオコール系コーキング材、アスファルトルーフコーチング、アルミコート、シグマート(S・L)を発売する。
1960年〜1979年
- 1960年
昭和35年 社報(日新)創刊号発行。名古屋営業所、札幌営業所を開設。
新製品コットンメッシュ13目。ニチロンメッシュ、アルマックルーフィング(アルミ箔シール)を発売する。- 1962年
昭和37年 相臺社長(第二代)の母校(和歌山県日高郡中津村)高津尾小学校に村民一同より頌徳碑が建立される(10月9日)。
- 1963年
昭和38年 創立20周年船橋ヘルスセンターにて祝賀式開催。塗膜防水NS防水工法始まる。山形工場堅型スクリーン新設される。
日本アスファルト防水工業協同組合発足。
新製品ダンプレスシート、テープコーキング(テープ状シーリング材)自動車用、SPウエルド、NS防水を発売する。- 1964年
昭和39年 新製品ピロフェルトを発売する。
- 1965年
昭和40年 山形工場完成(山形市大字南館字中河原438)。原紙生産能力大幅に上昇。
- 1966年
昭和41年 「NS防水」銚子魚市場の大型工事においてデビュー施工(施工面積18,000m2)。
新製品NPシートを発売する。- 1968年
昭和43年 カナダ製住宅用新屋根葺材のBPシングル輸入販売、関西方面で好評。
新製品アルファー、EPコート、BPシングルを発売する。- 1969年
昭和44年 販売力強化のため、本社販売部門を分離独立させ東京営業所を開設。
コーキングJIS指定工場となる。通産大臣より日本工業規格表示許可授与。
コーキングに引き続きJISマーク表示許可工場に指定される。- 1970年
昭和45年 NS防水材料が日本万国博覧会関係に採用される。
新製品プレノテクト、ピロウエルドを発売する。- 1971年
昭和46年 新製品バンルーフ、マルエスコンパウンド3・4号、シングルを発売する。
- 1972年
昭和47年 埼玉工場新鋭5号機竣工──SPVB70、SPVB、バイロン、ピロフェルト、MB・VB等の製造。
新製品エスホール、マルエスボードを発売する。- 1973年
昭和48年 第1回防水技術者養成所開設。
新製品ラグホール、エスカントを発売する。- 1974年
昭和49年 北海道工場新設、アスファルト、フェルト類製造。ルーフィング、ターフェルト機完成。
日新工業建築設計競技大会開催(第1回)。
新製品NPシート2号、カスタムコーチングを発売する。- 1975年
昭和50年 資本金 46,400,000円に増資。
- 1976年
昭和51年 仙台出張所開設。
新製品マルエスバー、ネオアルファーを発売する。- 1977年
昭和52年 昭和51年度再資源化事業の実績が優れ再資源化の振興に貢献するところが多大であると認められ、財団法人クリーンジャパンセンターより表彰される。
新製品ビニウェルドルーフィング、SGキャップ、バイロンルーフィングS、フォームグラス、エスキャップ、ネオウェルド、SPビニロン70Sを発売する。- 1978年
昭和53年 本社新社屋が落成。
カスタムPA土木防水進出。埼玉工場エラスタイト製造機新設。
創立35周年。
新製品建築用、シングル用、土木用各種カスタムルーフィング発表。トップタイト、アルサンドルーフィングを発売する。- 1979年
昭和54年 床タイルの製造中止。
新製品ユータム防水(ゴムアス複合工法)、グラスホール、ロッコート、アルミコーピングを発売する。
1980年〜1999年
- 1980年
昭和55年 新製品BKボード、アルミフラッシングFA-40、カスタムボード、SPビニロン80、カスタムプライマーKS、SPエース、SPサンド、SPセレクト、メルタン1号、SGウェルドルーフィング、マルエスタイト、メルタン2号を発売する。
- 1981年
昭和56年 新製品メルタンキャップ、カスタムボードGを発売する。
- 1982年
昭和57年 新製品ICブロック、プライマーAQを発売する。
- 1983年
昭和58年 新発売サブコート、アルミバー、ベストロン、RPコート、カスタムSAS、ハウスルーフ1・2号を発売する。
- 1984年
昭和59年 埼玉工場JIS許可工場となる。
日新工業株式会社創立40周年記念刊行書(アスファルトルーフィングのルーツを訪ねて)を刊行、高評価を得る。
新製品マルエスシーラー、オーソレ工法を発売する。- 1985年
昭和60年 新製品カスタムシートシリーズ、フットバン、シングル用水切金物、プロテクション、カチトールを発売する。
- 1986年
昭和61年 山形工場に新鋭抄紙機完成。埼玉工場改質アスファルト製造設備大増設。無臭無煙釜、五連バーナー開発。
新製品としてベストロンランダム、メルタン21、メルタンキャップ21、新ハイウォールシリーズを発売する。- 1987年
昭和62年 新製品マルエス不燃シングルSPシリーズを発売する。
- 1988年
昭和63年 マスコットキャラクター“カッパ”ミズ太郎誕生。
- 1989年
平成元年 資本金 51,040,000円に増資。
- 1990年
平成2年 山形工場マルエスボード製造開始。
新製品ピーケコートを発売する。- 1991年
平成3年 東京日本橋に、日新中央ビルを建設、営業部門を移転。
- 1992年
平成4年 植栽システム「カナート工法」発売。
創立70周年式典を全国主要都市で開催。
代表取締役社長相臺淳吉、科学技術庁長官賞受賞。
日本建築学会建築工事標準仕様書(JASS8防水工事)の改訂に伴い、改質アスファルトルーフィングによるトーチ工法が正式採用される。- 1993年
平成5年 新製品「メカトップ」発売する。
- 1995年
平成7年 埼玉工場が、品質管理・品質保証の国際規格(ISO9002)を建材試験センターより取得。
- 1997年
平成9年 資本金 83,000,000円に増資。
新製品「カッパールーフ2号」「PFスタンド」を発売する。- 1999年
平成11年 資本金 84,177,820円に増資。
環境保全型アスファルト防水『ピロウエルド新熱工法』施工技術審査証明を取得。
2000年〜2019年
- 2000年
平成12年 資本金 88,000,000円に増資。
特定4品目についてグリーンマーク取得(古紙再生促進センター)。- 2001年
平成13年 品質管理・品質保証国際規格(ISO9001)登録更新。
- 2004年
平成16年 営業部門本社移転。
環境に優しい低臭低煙を実現したアスファルト「シグマートE」を開発、販売開始。
遮熱塗料「プレクール」を開発、販売開始。- 2005年
平成17年 Sデッキシステム(鋼製下地アスファルト防水システム)を上市。
- 2007年
平成19年 プレストシステム(湿気硬化型アスファルト防水)を上市。
- 2011年
平成23年 PVマルチシステム(太陽電池設置システム)を上市。
- 2012年
平成24年 次世代の緑化システム「カナートグリーンビズG」を開発、販売開始。
- 2013年
平成25年 アースキーパー(保水パネル)を上市。
- 2014年
平成26年 「シグマートEL」を上市。
「シグマートE」がNETIS登録。- 2017年
平成29年 エコドリッパー(環境対応型電気溶融機)を上市。
- 2018年
平成30年 埼玉工場が環境マネジメントシステム国際規格(ISO14001)を取得。
PFシステム(乾式浮床工法)がグッドデザイン賞を受賞。- 2019年
令和元年 アスオーブ工法(環境配慮型改質アスファルト防水工法)を上市。
2020年〜
- 2021年
令和3年 アスファイン工法・クールタック工法・PF露出断熱工法を上市。
「アスリードルーフ」「アスリードコート」を上市。