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2023/07/31 カタログ・設計価格の変更

「適格材料ガイド」のカタログを更新しました

官公庁仕様の適用製品一覧「適格材料ガイド」のカタログを更新しました。

大きな変更点はありませんが、2022年に「公共建築(改修)工事標準仕様書」「日本建築学会JASS8」、2023年に「日本建築家協会JIA」の仕様書が改定されており、概略をご紹介します。

公共建築(改修)工事標準仕様書 令和4年版 改定概要

1.アスファルト防水

  • あなあきルーフィングを使用する屋根保護防水絶縁工法【B仕様】および屋根露出防水絶縁工法【D仕様】のあなあきルーフィングを用いた仕様が、「部分粘着層付」と併記になりました。
  • 立上り部のれんが押えを「特記」扱いになりました。
  • 保護防水非断熱工法【A仕様】【B仕様】【E仕様】の絶縁用シートは、フラットヤーンクロスが選択可能になりました。(従来はポリエチレンフィルムのみ)

 

2.改質アスファルト防水

  • 大きな変更点はありません。

 

3.合成高分子系シート防水

  • S-M3(熱可塑性エラストマー系)仕様が削除されました。
  • 仕様をすべて非歩行仕様に統一し、軽歩行を特記になりました。
  • 断熱材上に施工する絶縁用シートを、「可塑剤移行防止用シート」に変更されました。(改修標仕における非断熱仕様S-M2では引き続き「絶縁用シート」と表記)

 

4.塗膜防水

  • 「硬化物密度」を「硬化物比重」と語句が変更されました。
  • ウレタンゴム系高強度形塗膜防水(高強度ウレタン吹付け)が改修標仕に採用されました。(X-1H、X-2H)

 

5.ケイ酸質系塗布防水

  • 大きな変更点はありません。

 

6.改修標仕一般

  • 施工実態により、立上り防水層の撤去を行わない場合があるため、一部の仕様において立上り非撤去が【特記】になりました。
  • 改修部における石綿含有建材の除去を、「9章1節石綿含有建材の除去工事による」と明確化されました。(平成31年版では「監督職員と協議」のみの記載)

 

日本建築学会JASS8 2022年度版 改定概要

1.語句の変更

旧仕様書(2014年度版)では、防水工事を「メンブレン工事」「ステンレスシート防水工事」「ケイ酸質系塗布防水工事」と表記していましたが、新仕様書(2022年版)では3つをまとめて「面防水工事」と語句を変更しています。

また、「シーリング工事」から「目地防水工事」へと語句を変更しています。

 

2.カテゴリーの追記

各防水工法を「張る工法」「固定工法」「塗る工法」「張る+塗る工法」にカテゴリー分けを行っています。

  • アスファルト防水工事   : 面材・不定形材積層防水工事
  • 改質アスファルトシート防水: 面材張付け防水工事・面材固定防水工事
  • 合成高分子系シート防水工事: 面材張付け防水工事・面材固定防水工事
  • 塗膜防水工事       : 不定形材塗布・吹付け防水工事

 

3.節の構成を変更

旧仕様書(2014年度版)は「材料別」、新仕様書(2022年版)では「工法別」の構成になっています。

 

4.工法の新設

  • 面防水工事の中に「ポリマーセメント系塗膜防水工事」を新設しています。
  • 付録として「ガスケット工事」を新設しています。

 

その他

  • ポリマーセメント系塗膜防水工法を除き、工法・仕様に大きな変更点はありません。
  • 長らく使用されていた「メンブレン防水」という表記が無くなりました。

日本建築家協会JIA 2023年度版 改定概要

  • 9.4 合成高分子系ルーフィングシート防水「2.種別」において、JASSとの整合を図るため「絶縁用シート」を「可塑剤移行防止用シート」に改訂
  • 9.7 ケイ酸質系塗布防水「2.種別」において、JASSとの整合を図るため種別の表記を「C-SUI」「C-SUP」に改定(改訂前は「C-UI」「C-UP」)
  • 9.8 シーリング「2.材料」において、前回の改訂時(2022年度版)に誤記があったため、金属とALC、金属とGRCの組合せのシーリング材の種別を修正