遮水工法
アスファルト系シートタイプ「カスタムNT40」
カスタムNT40は、廃棄物最終処分場等の遮水工向けに開発されたアスファルト系遮水シートです。
オープン型処分場や調整池等の整正された下地はもちろん、アスファルト特有の柔軟性や全面溶着が可能なことから、凹凸の多い急勾配法面(のりめん)やクローズド型処分場、ピット等のコンクリート直壁面への直接貼付けができます。
カスタムNT40は日本遮水工協会の認定品です。
使用材料
カスタムNT40
t=4mm 1m×10m/巻
高強度の合成繊維不織布に改質アスファルトを含浸、被覆している為、通常の改質アスファルトルーフィングより高い性能の材料です。
シート接合部は溶着により完全密着させます。
プライマーAQ
16kg/缶
水性アスファルトプライマー
アスファルトルーフコーチング
18㎏/缶
アスファルト系コーチング材
施工事例
オープン型最終処分場
カスタムNT40は二重遮水工にも適用できます。
保護マット上に敷設する場合は、自走式熱風融着機やラップシート工法を用いて施工を行います。
クローズド型最終処分場
コンクリート直壁面にはバーナー溶着により直接貼り付けることが可能です。
底面部等で保護マット上に施工する場合は、自走式熱風溶着機やラップシート工法を用いて行います。
AML工法
AMLはアスファルトマルチライナーの略で、カスタムNT40をアスファルトコンクリートで挟んで遮水層とする工法です。
下層に水密アスファルトコンクリートを50mm以上打設する為、カスタムNT40と併せて二重遮水層を形成することができます。また、上層の保護用アスファルトコンクリートにより保護土が不要となり、埋め立て容量の増加、保護土施工時の遮水シートの損傷防止、遮水工上での重機等の走行が可能です。
AMLの底面部構造
池
調整池等の遮水工としても使用できます。
施工業者紹介
カスタムNT40の専門工事業者「日新特殊建設㈱」のホームページもご参照ください。