設計価格
カタログ
2023/09/01 問い合わせの多い質問

アスファルト防水の新仕様のご紹介

2023年8月28日(月)、主力カタログ「アスファルト防水の仕様」に、新たな仕様を上市しました。また9月中には省力化・高耐久専用カタログ「アスリード工法」を上市します。

今回のブログでは、これらの新仕様をご紹介します。

1.新仕様「アスファイン熱工法」

同仕様書では、これまでもメーカーの技術力と組合の現場力を活かして、従来のアスファルト防水熱工法と同等性能を有しつつ省力化・工期短縮の実現によりCO2削減にも貢献できる「ピロウエルド新熱工法」、常温で硬化するアスファルト防水工法「クリンアス工法」、意匠性完全常温防水工法「アスファイン常温工法」などを開発し改定を行ってきました。

今回の改定で、「意匠性」と「防水性能」を兼ね備えた露出改質アスファルト防水工法「アスファイン熱工法」を上市しました。

 

【アスファイン熱工法概略】  意匠性 × 防水性能

1層目に部分粘着層付改質アスファルトルーフィングを張付け、2層目に表面を特殊フィルム加工した改質アスファルトルーフィングを溶融アスファルトで張付ける意匠性露出アスファルト防水工法です。

【施工写真】

【POINT】

・想定耐用年数の向上

従来のアスファイン完全常温工法は「環境性能」を、新仕様では「防水性能」に重きをおくことにより想定耐用年数が飛躍的に向上し、「高耐久アスファルト」をオプション採用(高耐久仕様)することも出来ます。

 意匠性環境性能防水性能工期想定耐用年数※
完全常温工法28年
熱工法(標準)32年
熱工法(高耐久)37年

※非断熱仕様の場合

・フィルムルーフィングの特長

 

2.新仕様書「アスリード工法」 省力化&高耐久&押え金物フリー

超耐久ルーフィングを採用し、防水工事用アスファルトを高耐久改質アスファルト塗膜防水材とすることで、「信頼性」「耐久性」を保持しつつ大幅な「施工省力化」を実現した工法です。

防水層端末を押え金物ではなく、塗膜仕上げ(メッシュ併用)とすることで、大幅に水密性が向上しました。

 


※JIS A 6013規格品

・アスリード工法の特長

・露出工法

従来の仕様書では、防水工事用アスファルトによりルーフィングを張付けておりましたが、「高耐久改質アスファルト塗膜防水材」を標準採用することにより、耐久性が向上しました。

「砂付仕上げ」と「フィルム仕上げ」から選択することができます。

【各仕様の想定耐用年数】

 標準仕様高耐久仕様
非断熱仕様(砂付)34年55年
断熱仕様(フィルム)39年65年
断熱仕様(砂付)29年45年
断熱仕様(フィルム)34年50年

・保護工法

従来の仕様書では、ルーフィングを2枚積層しておりましたが、アスリード工法では「高耐久ルーフィング×1枚」と「高耐久改質アスファルト塗膜防水材」を組み合わせることで「施工省力化」を実現しました。(弊社100年の歴史ではじめて単層保護防水を採用)

また、高耐久・超耐久仕様では「密着仕様」「絶縁仕様」を選択することができます。

【各仕様の想定耐用年数】

 標準仕様高耐久仕様超耐久仕様
非断熱仕様30年55年80年
断熱仕様35年65年95年

 

次回ブログは2023年10月2日(月)公開予定です。

【今更聞けない】乾式浮き床システム「PFシステム」で出来ること