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2021/11/01 問い合わせの多い質問

【問い合わせの多い質問】F☆☆☆☆って何?

設計事務所、建設会社から防水工事店にいたるまで、数多くの問い合わせがある中で、今回は「F☆☆☆☆」をピックアップして、ご紹介します。

F☆☆☆☆って何?

2003年7月1日施行の建築基準法改正により、ホルムアルデヒドを発散する恐れのある建築材料は、発散量に関する等級区分により、使用面積の制限等がなされることになりました。

その区分の中で、ホルムアルデヒドの放散速度が「5μg/㎡h以下」の材料の区分記号が「F☆☆☆☆」であり、「内装仕上げ材料の使用制限」がなく、建築基準法の規制の対象外となります。 →読み方は「エフフォースター(一般的な呼び名はフォースター)」

 区分区分記号使用制限

少↑

 

多↓

規制対象外F☆☆☆☆制限なし
第3種ホルムアルデヒド発散建築材料F☆☆☆使用面積に制限あり
第2種ホルムアルデヒド発散建築材料F☆☆使用面積に制限あり
第1種ホルムアルデヒド発散建築材料表記無し使用禁止

対象となる内装建材は、木質建材(合板、木質フローリング、パーティクルボード、MDFなど)、壁紙、ホルムアルデヒドを含む断熱材、接着剤、塗料、仕上塗材などで、防水材料は規制の対象外です。

 

建築基準法施行令第20条の5はこちら(国土交通省ホームページへ外部リンクします)

日新工業のF☆☆☆☆取得状況

防水施工に関わる製品は規制の対象外ですが、「内装材」としても併用している

・BKボードE(ポリスチレンフォーム断熱材)

・MFボンドN・EPなど(塩化ビニル樹脂系シート防水、防滑性床シートに使用する接着剤)

については取得しております。

尚、「防水材料」については、規制の対象外ですが、皆様に安心してご使用いただくために業界団体である日本ウレタン建材工業会(NUK)として自主的に、ホルムアルデヒドの放散速度を検査し、弊社で使用する「ウレタン塗膜防水材」等は「F☆☆☆☆」相当であると承認されております。

 

「ホルムアルデヒドF☆☆☆☆自主規制」はこちら (日本ウレタン建材工業会ホームページへ外部リンクします)

安全な防水材料

「F☆☆☆☆」を取得していれば、必ずしもホルムアルデヒドの発散が無いというわけではありません。 放散量が比較的少ない5μg/㎡h以下であっても、密閉された空間であれば、放散されたホルムアルデヒドが空気中に蓄積し、その濃度が厚生労働省の指針値を超過してしまう可能性があります。

そこで、ホルムアルデヒドを全く含まない「クリンアス工法」をご紹介します。

【クリンアス工法】

製造時・施工時共に最も環境負荷が少なく特定化学物質を一切含まず、臭い(工業製品臭を含む)が殆どない環境配慮型積層アスファルト防水工法です。

次回ブログは12月1日(水)公開予定です。