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コンクリート補修工法

ONR工法「Part1 塩害劣化防止仕様」 

クロロプレンゴム・クロロスルフォン化ポリエチレンゴム系塗料

国土交通省新技術情報提供システム(NETIS) 登録番号:KT-990214-V(2017.4掲載期間終了)

(財)道路保全技術センター技術新証明書     技術証第0012号

 

ONR工法Part1は、塩害による補修工法として開発された工法です。

塩害は、飛来塩分などによりコンクリート表面から内部に塩化物イオンが浸透することで鉄筋が腐食膨張し、コンクリートにひび割れ、剥離などの欠陥を生じさせる現象です。

クロロプレンゴムの性能により外部からの水分と塩分の浸入を防ぐことができます。

 

材料仕様

工程S-1タイプS-2タイプ使用量
鋼材防錆処理前処理トリックトリック0.34㎏/m2
下地調整処理セルタルペーストPセルタルペーストP1.9㎏/m2
断面修復セルタルモルタルMセルタルモルタルM1900㎏/m2
不陸整正セルタルペーストMセルタルペーストM3.8㎏/m2
下塗りオーソレPオーソレP0.12㎏/m2
中塗りオーソレNRオーソレNR0.25㎏/m2
補強布張りNSVシート#8060NSVシート#8060
中塗りオーソレNRオーソレNR0.25㎏/m2
オーソレNR0.25㎏/m2
上塗りオーソレFオーソレF0.25㎏/m2
オーソレF0.25㎏/m2

 

修復部 標準断面図

性能

適合規格

  • 東・中・西日本高速道路株式会社「構造物施工管理要領(平成22年7月)コンクリート表面保護」
  • 建設省総合技術開発プロジェクト「塩害を受けた土木構造物の補修指針(案)」

 

耐久性試験

ONR工法Part1施工後、16年および25年経過した橋梁の塗装を用いて、遮塩性、付着強さ、ひび割れ追従性の試験を行いました。その結果、いずれも東・中・西日本高速道路株式会社「構造物施工管理要領」の基準値を満足し、十分な性能を有することが確認されました。

試験項目単位塗膜材齢 16年塗膜材齢 25年基準値
付着強さN/mm21.271.521.0以上
遮塩性mg/cm2・日0.27×10-31.37×10-35.0×10-3以下
ひび割れ追従性mm2.812.940.4以上

※表面被覆材の性能試験は、通常塗膜のみで検査を行います。実橋では塗膜だけを損傷なく採取することが困難であるため、コンクリートを含む供試体を用いています。塗膜には既に多量の塩化物イオンが内在しているため、遮塩性の試験においては初期検査より厳しい条件での検査となりますが、基準値を満足することが確認されました。

 

コンクリートとの付着強さ試験概要

コンクリートの付着強さ試験状況

 

 

 

 

 


遮塩性試験の概要 

遮塩性試験状況


ひび割れ追従性試験の概要

ひび割れ追従性試験状況


 

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