【屋上を活用したい方必見‼】屋上用二重床PFシステムで解決できる実例4選
高密度化が進む都市部において、「屋上を機能的に有効活用したい!」
設計者の中には、そのようなクライアントからの要望を受けた方もいるのではないでしょうか。しかし、屋上を活用するためには様々な課題が出てきます。
そこでこの記事では、設計上よく生じる課題を屋上用二重床PFシステムでどのように解決できるか実例も交えてお伝えします。
↓ PFシステムの概要が知りたい方はこちら ↓
設計上よく生じる課題4選
- 勾配を無くして、バリアフリー化もしたい…
- 配管や段差が気になる…
- 平面部タイル施工後の防水改修が困難…
- 立上りの寸法がとれないが、保護層を設けたい…
1.勾配を無くして、バリアフリー化もしたい
屋上には雨水を適切に排水させるため、必ず勾配がついています。
PFシステムは、5%(1/20)までの勾配調整機能を有しており、躯体で勾配をとりながら「仕上げ面をフラット」にする事ができます。また、高さ調整が可能なため屋上全体をバリアフリーにする事ができ、車椅子での通行等が容易になります。
【用語解説】 保護工法 : 防水層の上に保護材(コンクリートやPFシステム)を敷設する工法 → 推奨勾配は 1/100~1/50 露出工法 : 防水層が仕上げとなる工法 → 推奨勾配は 1/50~1/20 ※保護工法の推奨勾配は 1/100~1/50ですが、防水改修時に露出工法を採用する場合が多く、長期的に考え当社では1/50勾配を推奨しています。 |
2.配管や段差が気になる
屋上には、設備等を設置するため「配管」や「段差」が生じてしまいます。それらは美観上あまり良いものとは言えません。
当社のPFシステムは二重床とする事で配管や段差を美しく隠す事ができます。また、段差解消手段として、断熱材などで嵩上げをする必要もありません。
【配管を隠すための例】
【段差を解消するための例】
3.平面部タイル施工後の防水改修が困難
前述のとおり一般的な防水改修工法は露出防水による被せ工法です。
このように平面にタイル張りをすることで、高級感のある仕上げにする事ができますが、保護コンクリート面に直接タイルを施工してしまうと防水改修下地として脆弱なため、改修の際にはタイルを撤去する必要があります。
当社のPFシステムは置くだけで施工出来るので、改修事には一時撤去・復旧が可能です。PFシステムの仕上材であるPFパネル(PC平板)にタイルを湿式張りする事で、高級感のある見た目を維持しつつ防水改修をする事ができます。
【仕上がり例】
4.立上りの寸法がとれないが、保護層を設けたい
建物により、高さ制限等の理由で立上りの高さを充分に確保できない場合もあります。図のようにアゴ付きパラペットで立上りの寸法が200mmしか取れない場合、保護コンクリートを打設すると残りの寸法が60mm程度しか残りません。
防水層で最も多い不具合箇所は立上り部なので、押え金物への雨水の跳ね返りや、オーバーフロー事に浸水しやすいこのような納まりは適切ではありません。また、改修事には施工がしにくい納まりです。
※弊社が推奨している立上りの寸法は保護工法で400mm以上、露出工法で200mm以上です。
当社のPFシステムを保護コンクリートの代わりに施工することで、上記の問題を解決することができます。特に、改修事には一時撤去・復旧ができるため、施工がしやすく、不具合の起こりにくい防水層を施工する事ができます。
尚、露出断熱防水層に直接施工可能できる工法もあります。この工法なら、改修後の歩行レベルを変更する事もありません。
まとめ
PFシステムを採用する事で屋上をより機能的に活用する事ができます。
あなたもPFシステムで屋上の可能性を広げてみませんか?