繊維くずリサイクルプロジェクトのご案内
12月16日は「紙の記念日」です。
そこで今回はSDGs推進の一環として、縫製工場等で廃棄されている繊維裁断くず等のリサイクルに積極的に取り組むプロジェクト「繊維くずリサイクルプロジェクト」をご案内します。
日新工業は、創業以来強いリサイクル意識に基づき、廃棄資源(古紙、古繊維)を積極活用し、再生紙を製造しています。
2022年3月 山形工場において、縫製工場等で廃棄されている繊維裁断くず等のリサイクルに積極的に取り組むプロジェクト「繊維くずリサイクルプロジェクト」を始動しました。
このプロジェクトに賛同し、ご参加頂ける企業を広く募集しております。(2024年12月1日現在 12社)
【当プロジェクトのゴール】
焼却処分されている紙屑(古紙)やぼろ(古繊維)等をリサイクル材として製造原料に積極的に活用することで、森林破壊の抑制に取り組み、地球温暖化や大気・水質汚染の抑制に貢献します。
当プロジェクトの他、電子管理システムの導入などによる更なるペーパーレス化の推進を行っています。
【求めている素材と受入れが難しい素材】
求めている素材 | 受入れが難しい素材 |
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100%の素材(白と色付き) ホテルリネン材(タオル、バスマット、シーツ等) 混合材ポリエステル比率50%以下の素材 レーヨン、キュプラ、天然素材、リネン等 | 異物付素材(ボタン、チャック、ゴム等) ポリエステル100% 合皮 カーテンレース等の著しく薄い素材 |
【抄紙の流れ】
裁断くずなどの古繊維や古紙を原紙にするためには、以下の様な工程が必要です。
【本件に関する問い合わせ先】
日新工業株式会社 山形工場 抄造課(しょうぞうか)
今野 和宏
TEL:023-643-0437
E-mail :kazuhiro-konno@nisshinkogyo.co.jp
住所 :山形県山形市大字南館字中河原438
【コラム】防水業界の黎明期と渋沢栄一
【用語解説】叩解(コウカイ):紙の原料である古紙や古繊維を「切りほぐし」「押しつぶす」作業。 抄紙(ショウシ):紙をすくこと。(「抄」の訓読みは抄(ス)く) 紙瓦:綿、髪の毛などを原料とした手すき和紙に、油を浸透させたシート。 ブローンアスファルト:酸化処理をしたアスファルト。(防水や建築用目地材として使用) 便利瓦:フェルトにブローンアスファルトを浸透させたシート。(当時のルーフィング呼称) |