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2025/12/01 防水トレンド情報

クリンアスNEO工法 屋上単層仕様で技術審査証明!

屋上防水で単層保護仕様は、熱工法「アスリード工法」でのみ採用されていたましたが、技術審査証明を取得したことにより、常温工法「クリンアスNEO工法」でも採用しました。

目次

  1. 概略
  2. 各種工法との比較
  3. 技術審査証明取得仕様の紹介

1.概略

クリンアスNEO工法とは?

火気も臭気も全く発生しない湿気硬化型アスファルト防水工法(常温工法)です。

技術審査証明取得の背景

「環境負荷低減」「省力化」の観点から、臭いも煙もない屋上防水単層保護仕様の実現が求められており、「技術審査証明」を取得したことにより、常温工法「クリンアスNEO工法」でも採用することになりました。

2.各種工法との比較

技術審査証明を取得した3工法保護仕様と、公共建築工事標準仕様A-1を「環境性能」「省力化」「防水性能」について比較します。

  • クリンアスNEO工法  : 常温工法(1枚張り)
  • ピロウエルド新熱工法  : 新熱工法(2枚張り)
  • アスリード工法     : 熱工法(1枚張り)
  • 公共建築工事標準仕様  : 熱工法(4枚張り)

 

環境性能(CO2排出量)

熱アスファルトの使用量(㎏/㎡)により、二酸化炭素排出量の相対値を比較します。

クリンアスNEO工法は、施工時にCO2(二酸化炭素)を排出せず施工することが可能で、環境性能に優れています。

 

省力化(防水層工程数)

クリンアスNEO工法は、プライマー工程がなく「ルーフィング張り」と「上掛けアスファルト」の2工程です。

防水性能(抗張積)

防水性能を「引張性能×伸び率」で評価した「抗張積」は、「ピロウエルド新熱工法」や超耐久ルーフィングを使用した「アスリード工法」が優れています。

まとめ

環境性能重視なら「クリンアスNEO工法」を、省力化・防水性能重視なら「アスリード工法」を、複層防水の長所である施工安全性を重視するなら「ピロウエルド新熱工法」を推奨しています。

工法名環境性能省力化防水性能
クリンアスNEO
ピロウエルド
アスリード
公共建築標準仕様

 

3.技術審査証明取得仕様の紹介

技術審査証明取得仕様

今回、紹介する「屋根保護防水」「屋根保護断熱防水」以外に「屋内防水」でも技術審査証明を取得しています。

種別該当仕様公共建築標準仕様
屋根保護防水FCN-1A-1、A-2
屋根保護断熱防水FCNI-1AI-1、AI-2
屋内防水RCN-100E-1、E-2

保護仕様FCN-1の施工工程

工程平場立上り
クリンアスNEO 1.2㎏/㎡クリンアスNEO 1.2㎏/㎡
CAシート15CAシート15
クリンアスNEO 1.2㎏/㎡クリンアスNEO 1.2㎏/㎡
PTクロス
仕上材

保護仕様FCNI-1の施工工程

工程平場立上り
クリンアスNEO 1.2㎏/㎡クリンアスNEO 1.2㎏/㎡
CAシート15CAシート15
クリンアスNEO 1.2㎏/㎡クリンアスNEO 1.2㎏/㎡
BKボードE 
USボンドA 0.2㎏/㎡ 
PTクロス
仕上材