設計価格
カタログ

ウレタン塗膜防水×改質アスファルトシート複合防水工法「メンテックス工法」

メンテックス工法は改質アスファルトシートの表層に特殊フィルムを積層したシートとウレタン塗膜防水を複合させた工法です。

改質アスファルトシートの長所は「施工に左右されないシートでの均一な厚みが確保ができる点」や「シートで施工するので、施工後すぐに防水層として機能する点」等があります。また、ウレタン塗膜防水の長所は「シームレスで、仕上がりが綺麗な点」や「複雑な形状の下地に対応できる点」等があります。これらの長所を組み合わせる事によってより信頼の高い工法を確立しました。

関連資料(ダウンロード)

メンテックス工法の特徴

1.優れた安全性

改質アスファルトシートの表層に特殊フィルムを積層したエムイーシートはスラブへの接着は粘着にて接着させる為、火を使わず安全です。

また、ウレタン塗膜防水材であるMTコート類は「労働安全衛生法/特定化学物質障害予防規則」(特化則)において、特定化学物質に指定されている「MOCA」を使用しておりません。また、「TDI」の含有量も1%未満です。

2.優れた作業性と工期の短縮

エムイーシートは改質アスファルトシートの為、施工後すぐに防水層として機能し、既存防水層を撤去する場合等に最適です。

また、MTコート類は塗り易いことはもちろん、更に専用硬化促進剤を併用すると、より短時間で硬化させることが出来ます。このため、大きく工期を短縮することが可能です。

3.歩行が可能

MTコートは、耐摩耗性・耐衝撃性に優れているので、ルーフバルコニー等、歩行頻度の高い床でも使用できます。

4.シームレスで、仕上がりが綺麗

平場用の防水材は、セルフレベリング性を備えており、他の防水材よりシームレスで美観に優れた防水層が形成できます。

5.複雑な形状の下地に対応

MTコートは、塗膜防水であるため、シート系防水材が苦手としている複雑な納まりの施工箇所に適しております。

6.厳冬期でも翌日硬化

MTコートは、硬化促進剤を併用することにより、厳冬期でも翌日硬化が可能で、夏期には1日2工程を行うことも可能です。

7.優れた耐久性

改質アスファルトシートとウレタン塗膜材の一体化により、下地挙動への対応が良く、シームレスな防水層を形成します。

8.JIS規格に適合する確かな品質

MTコート類は、「JIS A 6021 〔建築用塗膜防水材〕ウレタンゴム系高伸長形」の認証製品です。

9.色彩豊かな防水層の形成

メンテックス工法用のトップコートは、様々な着色があり、色彩豊かな防水層の形成が可能です。

 

防水層を長くお使い頂くために

防水層を長くお使い頂くためには、「どういった防水仕様を選定するか?」「建物をどう設計し、施工するか?」「防水層の劣化を抑えること」「防水層をどう維持管理していくか?」等が重要となります。

以下の内容をお客様が施工前に選択することや施工後に行うまたは守ることによって、より長く防水層お使い頂くことが出来ます。

1.種類が豊富な選べるトップコート

ウレタン塗膜防水は露出防水工法です。露出防水工法は紫外線等による劣化を防ぐ為に、トップコートが必要となります。

メンテックス工法のトップコートは「シリコン」や「HALS」等を処方した「高耐候性トップコート」、遮熱性能を付与した「遮熱性トップコート」「トルエン・キシレン未含有」の「環境対応品」を選択することが出来ます。

シリコン:耐久性の向上が期待できます。

HALS :紫外線(UV)に対して有効な構造を有しています。

遮熱:近赤外線反射性能に優れた熱反射性顔料を使用することで、薄膜・濃色でも優れた遮熱効果を発揮します。また、防水層の温度を低減させるため、防水層の保護効果があります。

環境対応品:トルエン・キシレン等を使用しない環境負荷を低減した製品(TXフリー)。

2.防水層の維持管理

防水層を長くお使い頂くための施工後のメンテナンス資料です。

その他関連材料

床材との相性も抜群「ファインウォーク・ファインステップ」

セピロン防水は、床材との相性も良い製品です。弊社では、床材である長尺塩ビシート「ファインウォーク・ファインステップ」も取り扱っており、セピロン防水と一体化した防水層を形成できます。