PF露出断熱工法とは?
露出断熱工法の上に直接PFシステム(乾式浮床工法)が施工可能な工法です。
圧縮強度に優れ、ウレタンフォーム断熱材と同等程度の断熱性能を有した高機能ポリスチレンフォーム断熱材を採用することにより、これまで困難とされていた屋上の一部を仕上材(軽歩行)、その他部分を露出防水層とすることが可能になりました。
従来(保護断熱+PFシステム) PF露出断熱工法(露出断熱+PFシステム)
PF露出断熱工法の特長
1.屋上利用用途の拡大
軽歩行が可能となり、全面・部分的な歩行スペースを確保することが出来ます。
※部分的にPFシステムを採用する場合にはウッドデッキの中から選択し、PFシステムを敷設しない部位の断熱材は、カネライトフォームスーパーEXに替えてシェーンボードを使用します。(仕上塗料:ハイクール 0.5㎏/㎡)
2.選べる2つの防水工法
環境性能に優れた「クリンアス工法」と、バランス型の「ピロウエルド新熱工法」から選択可能です。
工法名称 | 工法の特長 | 仕様記号 |
---|---|---|
クリンアス工法 | 環境性能・防水性能・施工安全性 | PFC-1 |
ピロウエルド新熱工法 | 信頼性・防水性能・実績 | PFP-1 |
3.高い耐荷重性能
圧縮強度に優れた高機能ポリスチレンフォームを採用することにより、高い荷重性能を発揮します。
4.防水層の高寿命化
PFシステムを設置(保護層の役割)することにより、熱的・紫外線劣化を軽減することで、防水層の劣化促進を抑制し、防水層の寿命が長くなります。
5.改修工事が容易
保護断熱工法の上にPFシステムを施工する場合には、断熱材などを撤去する必要がありますが、当工法では既存断熱防水層を撤去せずに、新規防水層を被せて施工することができるため、保護工法と比較して撤去費及び廃材処分費が大幅に削減されます。
防水層の維持管理
防水層を長くお使い頂くための施工後のメンテナンス資料です。