アスファルト防水で推奨する酷暑対策製品
2026年4月、気象庁は最高気温が40℃以上の日を「酷暑日」と決定しました。そこで今回は、弊社が推奨するアスファルト防水に有効な酷暑対策および関連製品をご紹介します。
目次
- 遮熱塗料で対策
- 断熱材で対策
- 仕上材で対策
- まとめ
1.遮熱塗料で対策
アスファルト防水層が仕上面となる露出工法では太陽光の熱を直接受けるため、表面温度が上昇し、防水層の劣化を早めます。対策として、遮熱効果のある保護塗料の塗布が有効です。


【遮熱とは?】太陽光のうち特に赤外線を効率よく反射し、放射による温度上昇を低減して、屋内に伝わる熱量を少なくすること |
遮熱塗料を塗布することで、防水層の熱負荷、紫外線によるダメージの軽減、建物全体の耐久性維持に繋がります。断熱材と遮熱塗料を組み合わせることで、より効果的な温度低減効果が見込めます。
【推奨製品】ハイクール

弊社で取り扱う「遮熱塗料」の中で、最も遮熱性能・耐候性に優れた水性アクリルシリコン系カラー塗料です。
| 色相 | 日射反射率 |
|---|---|
| ホワイト | 85.4% |
| ライトグレー | 78.8% |
| ライトグリーン | 75.6% |
2.断熱材で対策
保護工法外断熱仕様では「防水層」及び「スラブコンクリート」の熱劣化を軽減します。また、露出工法外断熱仕様では「スラブコンクリート」の熱劣化を軽減します。
| 種類 | 保護工法 外断熱(USD) | 露出工法 | 露出工法 内断熱 |
|---|---|---|---|
| 防水層 | ○ | △ | △ |
| スラブコンクリート | ○ | ○ | △ |
【保護工法外断熱の場合】


【露出工法外断熱の場合】


【USDとは?】保護工法外断熱仕様の工程を表すアップサイドダウンの略で、防水層→断熱材→保護材(仕上げ材)の順に施工する |
【推奨製品】
保護工法 : BKボードE(ポリスチレンフォーム断熱材)
露出工法 : シェーンサンド(ウレタンフォーム断熱材)


3.仕上材で対策
仕上材の仕組みにより紫外線、温度変化の軽減効果をもたらします。取外しが可能な仕上材を導入すれば、改修時の選択肢拡大にも繋がります。
【保水パネル アースキーパーG】
微細な多孔を有する骨材と吸水性に優れた繊維をセメントで固めた保水パネルです。打ち水効果による断熱効果をもたらします。

【乾式浮き床工法 PFシステム】
高さを任意に調整可能な支持脚と多彩な仕上げ材から構成される乾式浮床工法です。屋上に中空層を形成するため、断熱効果があります。


【カタログはこちら】
4.まとめ
防水層およびスラブコンクリートへの暑さ対策は、建物の温度上昇を抑制し、耐久性・建物環境の維持に繋がります。
今回は具体的な対策として、以下の事例をご紹介しました。
- 高い遮熱効果のある保護塗料を防水層に塗布
- 断熱材と遮熱塗料を組み合わせた工法の選定
- 熱劣化を軽減する外断熱仕様の選定
- 保水パネル、デッキなどの仕上材の導入
尚、2026年に酷暑日を記録した地域は下記のとおりです。(気象庁ホームページ最高気温の歴代全国ランキング より抜粋)
| 都道府県 | 地点 | 観測日 | 最高気温 |
|---|---|---|---|
| 静岡県 | 佐久間 | 7月23日 | 41.1℃ |
| 愛知県 | 豊田 | 7月23日 | 40.8℃ |
| 三重県 | 桑名 | 7月24日 | 40.8℃ |
今後も夏場の猛暑・酷暑が予想されるなか、暑さ対策の視点から防水仕様を検討してみてはいかがでしょうか。
