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環境対応型アスファルト防水工法「ＲＦコート常温工法」

ＲＦコート常温工法は、アスファルト防水の持つ高い信頼性をそのままに、新開発した湿気硬化型アスファルト「ＲＦコート」と改質アスファルトルーフィングとを積層する、環境への負荷を低減させた次世代のアスファルト防水工法で、主に改修工事向けに「立上り非撤去」「立上り塗膜仕上げ」等を組み合わせた仕様となっています。

ＲＦコート常温工法の特徴

１．常温アスファルト「ＲＦコート」

ＲＦコート・ＲＦコートＶは、防水工事用に開発された一液型無溶剤タイプの特殊アスファルトです。

夏期や冬期においても、常温で適切な流動性を保ちます。

施工時には、一般のアスファルト防水のように加熱する必要がないので、臭いや煙の発生が一切ありません。

施工後は湿気と反応し均一な高弾性塗膜です。

２．環境への負荷が少ない

ＲＦコート常温工法は、施工時に煙や臭気、二酸化炭素の発生がありません。また、ルーフィング包装紙など発生する廃材も最小限に抑えました。

３．積層工法が生む信頼性

ＲＦコートと新設計の改質アスファルトルーフィングの積層により水密性、耐久性に優れた、重厚な防水層が形成されます。

ＲＦコート常温工法用改質アスファルトルーフィング

ＲＦコート常温工法に使用するルーフィング類は、感温性や耐久性に優れた改質アスファルトルーフィングを採⽤しています。

平場の最下層に使⽤する“ＣルーフＳ”は、裏⾯にストライプ状の粘着層を設けた絶縁工法⽤の改質アスファルトルーフィングであり、56%の下地との接着⾯積を確保しながらも防⽔層の膨れを防ぎ、下地⻲裂への追従性も向上させます。

４．常温工法が生む安全性

施工において火気を使用することがないので、安全に作業できます。また、使用する材料には、特定化学物質を含まないため、作業者に対する安全性が高く、施工現場周辺を汚染することがありません。

５．すぐれた施工性

ＲＦコートは、溶融窯のような施工器具を使用することなく施工できるため、作業性が向上しています。

また、専用工具「コートバケ」により塗膜層は均一に塗布することが可能です。

工具類を確認する

６．改修工事においての優位性

ＲＦコート常温工法は、基本通りに既存立上り露出アスファルト防水層を撤去することも可能ですが、改修工事向けに「立上り非撤去」「立上り塗膜仕上げ」等を組み合わせたラインナップになります。「立上り非撤去」や「立上り塗膜仕上げ」等を組み合わせることによって、既存防水層の撤去時のリスク低減（施工中の漏水、既存防水層のアスベスト含有等）や複雑部位（立上りの高さが困難な箇所、架台等の役物が多い箇所等）での施工が容易に行えます。