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2023/04/03 防水トレンド情報

【建築関連新入社員必見】アスファルト系防水露出仕様の工法選定ガイド

新入社員が多く入社する季節となりました。「屋上防水」の基礎といえる「アスファルト系防水」の種類と特長を含め、どの様に工法を選定していくべきか、新入社員の視点で徹底解説します。

1.アスファルト系防水とは?

アスファルト系防水は、アスファルトを主原料とした防水シート(ルーフィング)を用いて施工する防水工法の総称です。

「アスファルト防水」と「改質アスファルト防水」に大別されます。

【用語解説】

アスファルト防水

:ルーフィングを、アスファルトに代表される「液体材料」で下地やルーフィング同士を張り付ける防水工法

改質アスファルト防水

:アスファルトに、ゴムや樹脂などを添加し耐久性・耐候性などを高めたルーフィングを使用する防水工法

アスファルト防水の種類と特長

アスファルト防水は、

【①アスファルト防水熱工法(在来工法)】

 一般的なルーフィングを、(溶融釜で)高温で融かしたアスファルトを用いて3~4枚張り付ける工法

 

【②アスファルト防水新熱工法(ピロウエルド新熱工法)】

 強化したルーフィングを、(溶融釜で)高温で融かしたアスファルトを用いて2枚程度張り付ける工法

 

【③アスファルト防水常温工法(クリンアス工法)】

 強化したルーフィングを、常温で液状のアスファルトを用いて2枚程度張り付ける張り付ける工法

 

【④アスファルト防水特殊工法(アスオーブ工法)】

 強化したルーフィング自体に融けやすいアスファルトをコーティングし、施工時に火気を用いて2枚程度張り付ける工法

の4つに大別され、特長は下記の通りです。

 環境性能防水性能コスト実績
在来工法
ピロウエルド新熱工法
クリンアス工法
アスオーブ工法

改質アスファルト防水の種類と特長

改質アスファルト防水は、

【⑤トーチ工法(ベストーチ工法)】

 改質アスファルトルーフィングを、トーチバーナーを用いて2枚程度枚張り付ける工法

 

【⑥常温粘着工法(クールタック工法)】

 改質アスファルトルーフィングを、裏面の粘着層を用いて2枚程度張り付ける工法。表面をフィルム仕上げとした意匠性工法「アスファイン工法」もあります。

 

【⑦機械固定工法(メカトップ工法)】

 改質アスファルトルーフィングを。ディスク板で下地に機械的に固定する工法。主に改修工事で使用します。

 

 環境性能防水性能コスト実績
ベストーチ工法
クールタック工法
メカトップ工法

 

2.アスファルト系防水選定ガイド

アスファルト系防水は、以下のフローにより決定します。

詳細情報は下記より、カタログをご参照ください。

次回ブログは2023年5月1日(月)公開予定です。